あの頃のまま景色は
色あせずに 今も何かを待つように
そっと少し揺れる 涙でかすむ風景に
君はもういなくて 過ぎた季節の長さに
口唇 かみしめた
冗談まじりに話す 二人のこれからに
不安のかけらさえも なかったけれど
今ふりだした雨のように
いつもうるおせたら 出会った場所 2つの道
偶然にふり返るあの時 かけちがった
ふたりの季節 さまよう気持ち
静かに響く 部屋中の時計
逆にまわして もしも戻せるなら
君がいるあの時まで
まよいもなく見せる その笑顔が
回路くるわしてく
どんな話も どんな態度も
全て 受けとめられるほど
痛む心 両手で包み 友達の言葉にそまる
だけど どんな 出会いの後も
嘘の下で 忘れないで かけちがった
ふたりのラスト 吹き抜けてく痛み残し
いつか過ぎた季節が 僕を変えてゆく
待つことよりも進む方が ラクだと思う
あの頃の僕は今よりも少し不器用で 今の気持ち
生まれることさえ わからなくて
冗談まじりに話す 二人のこれからに
不安のかけらさえもなかったけれど