Published 2016-06-28
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厳かな森深く 聳え立つ扉には 私が繰り返す 闇が渦巻いている 嘲笑うしか出来ない― 絡め合う二対の茨は 舐め合う傷も互いの 過ちだとは知らずにいた ああ この螺旋の出口はどこ ここは嘆きようのない迷路 掻き分ける茨道 すぐにでも逃げたくて 気づけば心まで 薔薇色に染まり行く 辿り着く未来*から 告げられるその答え 救いの縁など 己しか知らないと この荒廃した輪廻を 打ち破ることすら出来ない 棘隠しては抱き合う 偽りの世界が真実……