眠る街を抜け 願いかけて 君の空色づく頃 心の小さな鍵を渡しに行くから 光の降る朝へと舟を出すよ 道しるべを君との 「ねぇ 証にして」 風のない海で 抱きしめて どうか与えてほしいよ いつかに失くして憧れた 物語を 独りじゃね こんな私はちっぽけすぎるものだから 君の中 ひたすらにね 私を映してるの 君に映る姿が ただ唯一の 私の居場所探す 「ねぇ 頼りなんだ」 風のない海に 願いかけて ひとつだけ叶えたいよ ふたつの心に宿る ひとつの想いを 風のない海で 抱きしめて 二度と会えない場所へと 決して一人でね行かないと約束して 鳴り響く風の中ぐっと 祈るよ 君との出逢いが心の傷跡を もうふやすことのないように 風のない海に願いかけて どうか辿りつきたいよ 二人しか知らない隠れ家を見つけようね 風のない海で抱きしめて 君だけを信じてるの あの頃に聞いて 憧れた物語は 君と私の きっと君との…