Published 2016-06-23
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だからまた一つ忘れた 花吹く春の朝 欠けたプリズム越しの空 触れてたいだけ 願ってたいだけ 気づかないふりで笑ってた 哀しい夏の夢 溶け出して隙間を埋めた 夢また夢 願ってたのは 寄せてかえして君の傍 静かな秋の歌 今は小さな虫だけが息ひそめて 耳すますだけ 夕闇にのまれ 手放さぬようにと 走るオリオンを追い越して 最後に冬が行く 春まで続く坂道で 触れてただけ 願ってただけ 願ってただけ