Published 2016-06-23
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遥か梢をわたる 鳥たちは歌を歌う 永久(とわ)に巡る秋 月代 迫る 夕闇 紅い実を結んだ たおやかな枝の揺れる 手のひらに、そっと乗せた、虫の吐息 色づいた枯葉の上 踏んで歩く 豊かな大地を彩る 命の色 優しい温もりをくれた あなたの心を、想う 銀色の鈴音 とこしえに雨を祈る 十六夜の月影 澄み渡る水を照らす 手のひらに、そっと、乗せた霧の雫 水晶の中に光る 銀河を見た 豊かな大地を彩る 命の色 優しい温もりをくれた あなたの心の色を… 忘れかけていた愛を 金色の雨に歌う