(Mummy-D) I.L.O.V.E.U ベタなバラードがハートに染み入る オレの腕の中で夢の中 彼女の寝息に聞き入る ああそうさ、そうそう 騙したよ 裏切ったのは俺の方が先だよ 魔が差してか どうかしてたオレを始めのうちは見逃してたんだろ? One day アフターヌーン 長い事放ったらかした分 君をデートに誘いに行く途中 君はデートにおそらく行く途中 オレの見た事無いスカートに オレの見た事無いブラウスに 派手なリップ・スティック、シャドウ、チーク 今さら感じたホームシック 調子よく 調子こく オレみたいのに似合いの自業自得 だけどMercy,Mercy,Mercy me わかったんだオマエの悲しみ 言わなくていいぜ I believe you, still L.O.V.E.U(※1) ※×2 言わなくていい 聞かなくていい 知らせなくていい 知らせなくていいぜ He said, She said それはふたりのBest kept secret (宇多丸) その 一瞬、フリーズした すぐに平静を装い相づち打つフリした で、目を凝らして再度確認した 手元の雑誌 14ページ右下 細かいモザイクと目線の向こうに えらく他人行儀なニセのプロフィール だが明らかに知ってる そのボディ ホクロの位置までが全部その通り まさか?!とは思ったんだがどう見たって本人 何でこんな本に?!って何度見ても本人 誰よりも知っていると思っていたハニー が最悪の光景の中心にいる犯人 後ろめたそうにうつむいてポージング ありがちな設定で演技っぽい情事 から定番メニューこなしクライマックスはオージー フィニッシュ後は丁寧にお口で掃除 ……記事としちゃ模範的なアプローチ だけどこんな時は着けてくんなよ そのブローチ! 談笑する皆とは無関係な不祥事 隠すようにオレはそっと そのページ 閉じる ただし 誰かがしたり顔でとやかく言う かも知れんが そん時はオレが「ファック」と言う 一山いくらの企画女優 だろうが Still My Love For You, ビアッチ!(※2) ※×4 [注] (※1)実話です。(D) (※2)フィクションです。(宇)