Published 2016-07-10
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110km/h を超えたところで車体がぶれて アクセルを戻した 風の強い午後 首都高速を抜けて さらにその向こうへと 目的地は心の赴(おもむ)くままに委ねて 遠くへと遠くへと自由を浴び走る 僕のことを誰も知らない そんなところへと カーブを曲がる度に 迷いをひとつ落としてく そこからまた僕をはじめる 遠くへと遠くへと日常を捨て走る まだ何も描かれてない地図を頼りに 真っ直ぐに続く道 またアクセルを開ける 抱えたもやもやは風に溶け また僕がはじまる