昔々あるところに 悪い一人のオオカミがいました。 そいつはとても狡賢くて ウサギの可愛い姿になりすまし 仲間になるふりをして さらに手を差し延べるふりをして 赤い舌で唇を舐め 白い首筋に牙をたて 喰い殺していきました。 そんな話が僕らの今のこの世界にもあるようで そいつはとても狡賢くて 優しい笑顔で僕らに近づいて 仲間になるふりをして さらに手を差し延べるふりをして 甘い言葉(いつわり)を笑って吐いて 首筋に爪をたて喰い殺していきました。 こんな下らない馬鹿げた世界は本当に必要あんのかって こりゃあ人類(ぼくら)には未来(さき)はないなって 続く暗い空 希望(ひかり)ただ求めさ迷う でも僕ら首を絞めあって 闇に堕ちていく そしてキミはボクのことを笑って でもボクはキミのことを笑って だけどボクよりもキミが正しくて でもキミよりもボクが正しくて ワカラナイナラハヤクキエチマエッテ What a bother! さぁウサギの仲間がリベンジです。 悪いオオカミ殺(や)ること決めました。 奴らはとても狡賢くて ウサギの儚い姿を利用して 甘い誘惑をかけながら さらに眠り薬も混ぜながら その閉じた瞳に爪をたて この世の光を奪い喰い殺していきました。 果たしてウサギのやったことは本当に正義だったのかって? じゃあオオカミが正義だったのかって? 終わりない道を 答えただ探しさ迷う でも僕ら傷をつけあって 紅(ち)に染まっていく だから何をキミが叫んだって そして何をボクが叫んだって 例えキミがボクを喰い殺したって 例えボクがキミを喰い殺したって 誰にも文句は言わせやしないって 続く暗い空 希望(ひかり)ただ求めさ迷う でも僕ら首を絞めあって 闇に堕ちていく そしてキミはボクのことを笑って でもボクはキミのことを笑って だけどボクよりもキミが正しくて でもキミよりもボクが正しくて ワカラナイナラハヤクキエチマエッテ What a bother!