遠く見つめたまま 時にへつらうように 涙を 湛 (たた)え黙る空 灰色に巻かれて失った夢を 痛みの中に探した 必ず会えると 約束を強く刻み 瞳 (め)を閉じた 言葉よりも記憶よりも この手が覚えてる 熱く濡れて僕に語る頬を いつか 空 (くう)に裂け散らばる思い 御舟に 抱 (いだ)かれて 銀燭の明日を目指す 真実も探せないまま 純白に明けてく 天を崇めるように 彷徨う指先伸ばした あんなふうに君もまた消えてしまうんだね… 明けの月影に泣いた 近くて遠い場所 辿り着けると迷い星も越えて 祈りよりも 運命 (さだめ)よりも 経験を束ねて 失われた絆 取り戻すと誓う 闇は解け 露 (あら)わにうねる道の上たたずみ 十字架の嘆きを晒す 過ちを許せないまま 言葉よりも記憶よりも この手が覚えてる 熱く濡れて僕に語る頬を いつか 空 (くう)に裂け散らばる思い 御舟に 抱 (いだ)かれて 聖戦の星屑になる 灯火を消せないままで