桜に色づく目黒川 わけもなくずっと立ちつくしてる 去年はとなりに君がいた あの春をまだ終われないまま 初めてのキスのあと ふたりは ふるえたまま言葉さがした ごまかすように 肩をよせたね 夕暮れまで 帰り道をなくして ただ 想い出をもてあます19時 君がいないこの街 気がつけば 桜色 all over 笑いかたをわすれて ただ さみしさを飲みこんだ20時 君がいたこの街じゃ 哀しみは舞い散る桜のようです ひとりで生きてく毎日は 誰からもきっと裏切られない 確かなことなど何もない わかってる でも信じたいもの 誰かが残してった落書きに とめどなく涙がこぼれた 今までずっと こんな感情 知らずにきた さよならも言わないで ただ 人ごみに消えてゆく8月 君が残したものは 浮き沈む この心 turn over 本当の哀しみに まだ 気づかずに過ごしてた12月 君なきこの世界は 広すぎて 見慣れない 惑星 (ほし)のようです あの頃のふたりは傷つけあいながら それが愛と思った 信じこんでいた 今ならば君をまっすぐ愛せるはずなのに 帰り道をなくして ただ せつなさをもてあます19時 君がいないこの街 気がつけば 桜色 all over 笑いかたをわすれて ただ さみしさを飲みこんだ20時 君がいたこの街じゃ 哀しみは舞い散る桜のよう… 春の空 見あげてる私 哀しみをくぐり抜けて 今 歩きだす