庭に出て 月あかりで あたたかい夜に
君に書いたラブレターを 読み直してみるよ
我ながら良く書けた文だ 三枚も書いた
コオロギが便せんに止まった 失礼なやつだ
君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ
朝日通りは 夕飯時 いつもの野良犬たちが
僕の知らない君の話 時々聞かせてくれた
年をとって生命がつきて 星のかけらになっても
昨日聞かせた僕の歌 町中に流れてる
君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ
「会いに行くよ-!」
あんなに楽しかった夏休みだったのに
君のママとも仲良くなったのに
秋になって 冬を越えて サヨナラと言った
何十年 指折りかぞえて自転車に乗って
また君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ