電話番号が書かれた落ち葉が 足下で秋の終わりを告げる
車の窓からもれるリズムに合わせ 踊るモレーナ達
勝ちどき橋を渡り 佃島に浮かぶ月が欲しいとせがむ
ゆりかもめと競いあうモノレールは 天国の近道
そっとかわす口づけは 鉛色の風に吹かれてく
東京 愛しき我が街 君が生まれ 僕と出逢った街
衣替えした学生 コマ劇場の前にも夏が来るよと告げる
地下道に歌が響き 空っぽのギターケース 夢がたまる
自分を好きになれない夜は
この街さえ憎しみ込めていた あの日
そっとかわす口づけは 鋼色の雨に包まれる
東京 愛しき我が街 君が生まれ 僕と暮らした街
そっとかわす口づけは 鉛色の風に吹かれてく
東京 愛しき我が街 君が生まれ 僕と出逢った街