部屋の灯りを落として
毎晩髪をとかす
君の柘植の櫛
時を融かすよ
ベッドに深く腰掛け
本を読んでお休み
何気ない時間は
掛け替えなく
lalalu lalalu
羽根の生えた天使だった
真っ白な雲の上
寝そべる様に 僕を見下ろす
それは少年の 胸に刻まれ
lalalu lalalu
忘れかけ記憶の糸
何時の間に手繰り寄せ
君がもう一度 見せてくれた
それは少年の 抱いた幻想だった
僕だけには見えていた
羽根の生えた天使だった
大人達は笑顔で言った
隣の雲は 番(つがい)のイルカ
それは少年の 胸に千切れて
lalalu lalalu
閉ざした記憶 扉
何時の間にその鍵を
落としていたよ それを君が
そっと僕に 見せてくれた