舞い散る 花もよう
水たまり 沈んでいく
重なりあう その姿は
ただ美しくて
つよい風が吹いた
きみがくれた 贈り物は
花びらたちだった
ぼくのなくしたものみたいで
涙が こぼれてきた
いつからきみは 変わらぬ笑みで
ぼくを助けてくれたのは
大地が朝を超えて きみを讃える
愛の始まりも 終わりも
見えないよ
見えなくていいの
今なら分かるよ
この先も その先も
きみと過ごす部屋は
スミレのにおいがした
溢れていく 思い出が
手のひらから 落ちた
赤しろ オレンジ 緑 もも色 楓の木
菜の花 葡萄 あなた
うすい光がこぼれる