溜息に午前二時
押し当てた受話器越し
こぼれ出す本音から
聞くはずもない言葉 響いてる
ずっと一緒だよって
あの日言ったのは誰?
そうね、つまらないこと
解ってても
消えないのよ
笑わないで
それは今相反し
愛す程突き刺さる
求めては追い詰めて
離れられない心 感じてる
待って行かないでよと
すすり泣けば済んだの?
どうせ、戻らないこと
知ってるもの
もう現実
甘くはない。
絡みつく温もりも
切ない匂いも
ためらう記憶は
私を楽にはさせてくれないの
きっと出会ったことが
ただの間違いだよね?
でもね、終わらないのよ
この想いは
螺旋だけを描いてゆく・・・
ずっと。
ずっと触れられぬまま。