変わらぬ愛と信じきっていた二人
移りゆく季節を歩いてきた
若気の到りなんて他人は云う
ありふれた者同志の Love Story
彼は重い鞄を引きずって
街中を駆け回ってるビジネスマン
追われるように過ぎ去っていく暮らし
夢見たもんと遠く離れていた 苛立っていた 戸惑っていた
映画にある様な出会いなど滅多にはないから
知人の伝手なんか頼っては恋を探してた
彼女は生まれた町から都会へ出たばかり
猜疑心と好奇心両手に抱え
悪戦苦闘くり返してる毎日で……
そして恋は生まれた 運命の糸が操っている様にも思えた
愛は尽きる事ない 想いは揺るがない
そう信じてた
やがて二人は暮らし始めた
若さのわりに優雅なマンションで
互いのプライバシーを尊重して
上手くバランス取ってるはずだった
でも人生とはいつも困難で
いつしか二人嫌なムード 啀み合うばかり
冷めてく想いを分かってるくせに
気付かぬ振りでやり過ごしている
大人を気取れど
自我を捨てれない
辻褄合わせるように抱き合って眠る
「愛は消えたりしない 愛に勝るもんはない」なんて流行歌の戦略か?
そんじゃ何信じりゃいい? 「明日へ向かえ」なんていい気なもんだ
混乱した愛情故に友情に戻れない 男女問題はいつも面倒だ
そして恋は途切れた
一切合切飲み込んで未来へと進め