リラ色の三日月 まだ朝早い街の 肌刺す風になって 夢のような木々の色 南向きに乗って 海岸線に沿って 遠く遠く空を追っていこう 速く遅く 奇妙に刻む時間を 魔法の日々を リラ色の夕空に 月が駆けのぼる おどろくほど速い そう 夢のように君の事 目で追う先に揺れる 心とらえるのは限りない時の海 遠く淡く 変化する瞬間の 終わり行く意味を 知らない空が 知らない道が 伸びる どこまでも こぼれるように笑う君に 伝えよう 知らせよう もろくはかなくこぼれゆく瞬間を 持て余す意味を 見た事ない道の先 知らない花の色やかたち 蹴散らしていく草の匂い 目をくらませる こんな日々