廻る日々に付箋つけ
たぶん見つけたりスタート
君はいったい笑ってくれるのだろうか?
小さなキーに問いかける今
「会いたい…」
画面で 点減 (ひか)る文字
どうして…?
やっぱ、送れなかった
ざわめく気持ち del (け)せなくて
ベッドの海でもがいてみた
いつからだろう?
本当はずっと?
夢の真ん中 君が居た
無防備に揺れる笑顔も
許せないくらいね
気付けた今に栞つけ
躊躇いながらもリスタート
想い出が鼻をくすぐる
あの日の約束の続きをしよう
泣いた顔と茜空
幼い頃と変わらない
たった一つさ 大切な景色
開いた瞳の前に広がる
仕方ない事だと解っても
頷くきっかけが掴めない
「やるせない」そんな一言じゃ
瘡蓋ほども覆えずに
独りぽっちで生きてるつもり?
折れる度胸も無いくせに
蒼すぎた空と僕らに
言い聞かせてよ ねぇ
過ぎ去る時にリボンつけ
それでも選ぶリスタート
想い出はいつも輝き
切ない音をたてるハープシコード
指の隙間こぼれ出す 言葉の粒を集めて
たった一つさ 君の居場所なら
大丈夫、もうここにあるから
目覚めた朝に名前つけ
君と始めるリスタート
雨降り前の憂鬱も
傘の下 口づけた想い出が咲けば…
ひとつひとつ 記憶 (マーク)して
躊躇わず選ぶリスタート
幼い日の僕が僕に
笑って会いに来れる そんな日まで
胸のボタンひとつ開け 南風に向ってみよう
たった一つさ 大切なものは
ほら もう目の前にあるから