ビーズで囲む窓が不意に点って
チープな音が私を覚ます 躊躇いもせず
解ってるよ 絆なんかじゃない
これはただの電子音だと
ボタン一個で消えると
ぶつかる肩見もせず 流れ混じる交差点
誰かの悲しみなど 取るに足らぬ御伽
唇の矢でそれを貫けば紅の海が
仮(かり)た名はその身を守る薄い盾
四角いだけの見晴し台から窺っているよ
なだれ込む無数の現実と空想が
境目なくして 手招く… 誰もいない方へ
―いい気なもんだね―
―フリル一杯飾って姫のコスチューム見事なものね―
冷ややかなカテゴライズ
ガラス越しに笑った その姿を見ただろう?
悪魔に身を売りさばき 堕ちる一歩手前
指先の銃で塞いだこの世の風穴を開け
傷口はクリアなジェルで守れるさ
四角いだけの見晴し台から鉄柵を超えて
はみ出した素足を浮かすビル風
息を止めてみた 光届く間
静寂の中で漏れる小さな声
片目つぶって街を見下ろせば真実が見える
体など夢を停(とど)め咽(むせ)ぶ器
四角いだけの見晴し台から全て放り投げ
諦めた四体に杭を打ち込む
(shoot it out! It's time.)
犠牲の上に築いた(ready... in your hand)
わずか1M(メガ)の居場所(shoot it out! It's time.)
壊れた回路の行方は(ready... in your hand)
Oh! what the heck! 誰も知らない…
見つけて…答えを…撃ち抜け!!