百年前の列車に揺られながら
きしむレールの音も心地いい
あなたをこの目で見るためなら
息が詰まるような 熱帯の森の奥で
コバルトの輝き 天界のはためき
ユリシ-ズを
ひとたび見たら 幸せになる
ユリシ-ズを
ふたたび見たら 幸せは逃げる
ユリシ-ズを
みたび見た者だけの永遠
この苦しみから 逃れに来ました
ディジュりドゥのうねるようなその響きが
キュランダの村にこだまする時
閉ざした記憶がよびさまされる
笑っているような 熱帯の鳥の声が
探してる蝶はここにいると 私に告げた
ユリシ-ズよ
震える私の指にとまれ
ユリシ-ズよ
はるかな旅路を誉めておくれ
ユリシ-ズよ
みたび現れて私に
奇跡を呼ぶ力をください
ユリシ-ズを
ひとたび見たら 幸せになる
ユリシ-ズを
ふたたび見たら 幸せは逃げる
ユリシ-ズを
みたび見た者だけの永遠
この苦しみから 逃れに来ました