ゆっくり壊れぬように ためらうつま先
誘って小さなステップ踏むから まだ見ぬ明日へ
信じてもいいの?信じてみれば
誰かが落とした言葉が揺れる
初めて出会ったの さざめく優しさ
つむじ風のように激しく包んだ
手を伸ばせばするり逃げてしまいそうで
遠ざけば切なくて(切なすぎて)
ゆっくり脅かさぬよう 疑い深い胸
二度と悪い夢など見ぬよう強く抱きしめて
戸惑いまた立ち止まる 意気地の無い
震える足迷わぬように導いて
近づいて行くから
何も隠さずにいたいと願い
何一つ素顔見せられなくて
一歩ずつ近づく距離が苦しくて
後ずさりばかりを繰り返しながら
いつか本当の私を見つけて欲しくて
小さな声泣いてた(泣きじゃくってた)
ゆっくり祈りのように閉ざされてた扉
開く目蓋 細めた笑顔に
全てをゆだねて
通りを今掠めてく遠くの記憶
空高く舞い散る風になってゆく
その手に抱かれて