通り過ぎる人波の 冷たさにも慣れ始めて
乾いたこの街の風と 二人のいまゆっくり重なって
とめどなく誘う あの日の夢追いかけていたころ ずっと忘れない
どうしても 悲しくて今は何もかもが繰り返すさよならの軌跡
切なさと淡い想い出とが 遠ざかる記憶の向こうへと
白い道を向けないまま あの人へと真っすぐ駈け出した
懐かしい香り あの日のまま止まる景色は今 そっと薄れてく
気付かない 変わりゆく時の揺れる色は終わらない出会いの螺旋を
照らしてる いつまでもそっとめぐる想い あなたへとあふれる希望へと
もう一度だからもう一度だけ優しさにあふれた時間へ
連れてって さよならに染まる想い出だけ新しい明日の向こうへと