時計の針 重い1秒
冷めたラテに 牛乳の膜
疑いを知らない やけに澄んだ青空
二人の時間は歪んでくだけ
あたしは最後のわがままを言いかけた
その瞳はもう他の誰かを映し始めた
気づいてないわけじゃなかった
うまい終わり方を探って
失ったタイミング その結果がこれで
泣いてもわめいてもカウントダウン
さよならはすぐそこで待ちくたびれて
その瞳はもう別のぬくもりの中にいる
耐えかねて席を立ったまんま
動かない影を見上げた
二人はどんな風に笑っていたのだろう?
どこですれ違った? 思い出せない
あたしは最後のわがままかき消した
その瞳が求めてる自由はこの手にある
さよなら さよなら もう離してあげる
振り返らないその背中が望むのなら