ぬるい毛布にしがみついて 離れない体
目覚めだよ 細胞に信号送る頭
乗り過ごした最終列車 暗いホームで
迷子のように途方に暮れている夢を見た
戻らない日々に鍵をかけて
太陽は登った もう行かなくちゃ
いつもの服を着て少し早足で
朝もやの坂道を1人進んでく
この丘の向こうにはまっさらな未来が
きっと待ってる 手を振ってる
凛々しいけど不安がないと言えば嘘だし
さびしいけど不思議と力みなぎってる
終点までの片道切符
ここは旅の途中で見上げた空
発車のベルが鳴ればゆっくりと動き出す
昨日のサヨナラの余韻も乗せて
乗り出した車窓からまっさらな未来が
こっちだよと手を振ってる
遠ざかる見慣れた景色と匂いに
振り返りたい心をそっと押し込んで
乗り出した車窓からまっさらな未来が
早くおいでと手を振ってる