駆け出した少女春の日差し
夢追いの途中に風が吹く
どこへ行こうとしていたのか
忘れる程のまぶしい出逢い
暗い闇の向こう 絶えず流れる何かが
嵐のように 揺れて惑う心ならば
春の木々に咲く 君の面影を
奪う季節 冬の中に 私をおいて眠らせて
恋の喜びが 時を彩るのなら
すべりゆく冷たい涙は 鏡になるでしょう
生まれた日から彷徨い人 心は帰る場所をもたず
追い求めてた、面影重ねた人は
独りきりで まるで詠う光のように
もしも叶うならひとつ願いましょう
あなたのいないこの寂しさに負けぬ愚かな心を
心なくしても 君を想う時に
知るのは春のやさしさに君映す水鏡
失くすことでしか想い気付けずに
定めのように揺れ続けた 嘆きを抱いて旅立つよ
君を幸福の中 見送ることも出来ずに
散りゆく時さえ流れる 鏡にみた夢と