夕月の光とならぬ空
そっと寄り添う
人影にも惑う
我、見えぬ、見ゆるども ah-
閉じた心で
何が見えるものかとひとり
問いかけられる
會いにゆきたい人がいますか今
淚さそうのは何故でしょう
ah- 何も持たず明日を迎えること
望んだのは過ちですか
遠くから呼ばれる聲がする
氣のせいだと抱き寄せる人はいない
手に屆く溫もりは ah-
いずれ消えるでしょう
それでも求める價值あると
思えるでしょうか
大いなる河のように闇が
居著くのです音もなく
もう何も待たず明日を迎えること
望んだのは過ちですか ah-
許されますか ah-
畏(おそ)れてばかりと ah-
夕月夜は問う ah-
深い闇を連れ
會いにゆきたい人がいますか今
淚さそうのは何故でしょう
ah- 何も持たず明日を迎えること
望んだのは過ちですか
光のない夕月夜がまた現れる白く搖らぐ
はかなく脆(もろ)い ah-
記憶の上に僕ら立つの
何處までも遠く yeah
また空ながめ ah-