[Verse 1]
夏は今年もにぎやかで
日傘もボチボチ現われた
僕は坂道かおりて 日傘の中をのぞきこむ
おどろいた顔では ごあいさつなども
あまりの暑さでは でてこない
[Chorus]
かげろう かげろう
[Verse 2]
またがる自転車風を切り
駅まで時間においつめられて
僕は肩で息をする
暑い空気がのどにつかえる
風が吹き上げて ふりかえってみると
街のけしきが ゆれている
[Verse 3]
地下鉄の車輌の中で
笑うあなたがうそのよう
まるででたらめいっている
僕は気づかぬふりのまま
かみあう歯車が おかしいのか
うるさい音が 耳もとに
[Chorus]
かげろう かげろう