帰り道 僕の足 白黒の真昼
呼吸はどうか 普通はどうか 手を当てた胸に
記憶が揺れる また手が触れる
離さないで 離さないで 誰かそこにいるの
途中のまま 止まったまま 時計に置いていかれる
歩かなきゃ 走らなきゃ 昨日に食べられる
どうしても見る 見たくない傷
忘れないで 忘れないで 心だけが世界
数秒後出会う 景色さえも
想像できなくなってしまった
鏡の中でこっちを見ている
知らない人に全て知られている
まだ心臓が まだ心臓が
どれが誰 誰が僕 白黒の真昼
思考はどうか 自分がどうか どこまでが本当か
考えるたび 溺れそうになる
絶やさないで 守り抜いて 弱く燃える灯り
覚えている 言葉のこと
思い出せる 本当のこと
失くして消えた 消せないこと
無くなることが 決まっていること
もう一度 もう二度と
まだ心臓が まだ心臓が
あの声を 暖かさを
確かめて まだ心臓が
パレードは続く 心だけが世界
パレードは続く 僕はここにいるよ
パレードは続く 心だけが世界
パレードは続く 弱く燃える灯り