ありのままの自分を見せる
ことができなかった十代
いつも自分と他人を比べてた
ほんとは自分らしくありたい
でも居場所がない
だから他人と比べた
勝つことだけが愛を手に
入れるたった一つの手段だった
人より優れていないと認めてもらえない
行儀よくしていないと大人は領いてくれない
相手の顔色を常に
伺って嘘の自分を作る
知らぬ間に作り笑い
だけが上手になってた
そこで手に入れたのは空っぽの
スカスカの一瞬の安心感だけだった
幸せなふりをするのはもうやめにしよう
心の底から思いっ切り笑いたいんなら
その前に 流すべき 涙がある
あの頃 俺達は たった一つの
物差しで順番に並べられてた
わかってくれる大人は いなかった
ありのままの俺達を誰も見てはくれなかった
そうだろう 俺の愛すべき友よ
教科書の内容が理解できても
難しい問題が解けても
何かで一番になっても
人の気持ちをわかろうとしなければ
人間はただ悲しい動物になってしまう
きちんと触れ合いの中で
ぶつかり合いの中で
人の冷たさを知るんだ
温もりを感じるんだ
そして気付くんだ
ありのままの自分で
人と触れ合う素晴らしさを
ありのままの自分で
人と向き合う素晴らしさを
ありのままの自分で
人を愛する素晴らしさを