どんよりとした雲ひとつ 見てると吸い込まれそう
形様々幾通り でも明日には無いんだろう
その間を縫って 名も知らぬ鳥は
切り裂きながら飛んでくもっと自由を欲しがる様に
回れ回れ大きな羽広げ 永遠に飛べはしないけど
雲の様に澱んだ僕等にも
黒い羽 翼があって 少しだけ自由に飛べる
優しさ一つ投げつけて 満足してしまったら
その後に何かを待つよ 醜い姿晒して
君との距離も 特に縮まらない
あの時買った指輪はもうどっか捨てておいてくれ
飛ばせ飛ばせ砂漠の真ん中を 息も喉も切れ切れで
絡まりながら飲まれる僕等にも
黒い羽 翼があって むしられてもまだ行ける
もう一度見せてよ 名も知らぬ鳥よ
切り裂きながら飛んでて もっと欲しがる哀しい翼で
回れ回れ大きな羽広げ 永遠に飛べはしないけど
憎しみさえ抱き込むその羽は 黒い羽素敵な羽
似合うでしょ?黒い羽が