指先触れる 場所に咲く
花ならそのままで 愛でるもの
香りを深く
記憶に沈め
恋という
花ならば
なおさら
何気なく言葉 かけても
こころでは 歌いつづけてる
あなたの名前を
美しく哀しい
一編の詩のように
何も望まず 夢も見ず
それでも満ち足りる
日々がある
暗がりさえも
黄金の蜜
甘い声
その奥に
閉じ込め
さりげなく笑顔 向けても
こころでは 見つめつづけてる
あなたの瞳を
愛に描かれた
一枚の絵のように
生まれた瞬間から
行き場のない 想いは
薔薇色の灰に
なるでしょう
幕が下りるまで
私は気のふれた
赤い靴はいた踊り子
いつまでも あなたを感じて
ひとりのまま舞うのよ