ガラスの空の下
この都会は瓦礫の森
ネオン色の夢が散る
其処ここに 無惨に綺麗に
その間を渡ってく
いまあたしは あなたに逢いたい
生きるために
地下室に潜んだ
子供らの 目には目を
裁き合う許し合う
ひとりでは 穢れは拭えず
注ぎたい捧げたい
ただこの身の 赤い赤い血を
生きる証を
堕落の楽園で
快楽は美徳の神
獣は肉体を喰み
少女らは虚無を孕む
もっと光を
地下室に眠れる
子供らの 歯には歯を
御母の御胸は
あまりに遠すぎる
あふれる愛の炎を
さもなくば気高き死を
ガラスの空の下
この世中瓦礫の森