乾いた唇いてつく太陽に晒されて
あふれる涙が滴る
まぶしさで僕をなぞるから
足りない箇所をただ埋めあうように
君を求めていた
触れ合う指に伝わる切なさ
だけをかき集めて
鼓動の奥にかざす願いを
定めというなら
残された記憶となくした君の
面影が今も置き去りのまま
かすかな吐息と震えるまなざしに揺らめいて
蚊ずれる魂を目を射る
きらめきが二人を包んで
出会わなければ傷つけあうことさえもなかったのかな
もがれた羽の痛みに寄り添いながらそっと眠ろう
戻れないから帰れないから命をからして
遠ざかるあの日となくすばかりのこの腕が
君のぬくもりに焦がれて
誰もが違う寂しさ持ち
よって明日をほしがるけど
君が目指した穢れ泣きその
強さで僕を壊して
声にできずに耐えた祈りを定めとなずけて
残された記憶となくした君の面影が
植えたこの胸に今も置き去りのまま