わたしを映した 綺麗な眸を 胸の奥に広がる 無常の夜空に掛け 月の玉座 星の供物 ありとあらゆる日々に 降りる帳の上 煌めく様に 記憶の糸を織りながら 忘れ得ぬ ぬくもりに触れ 最後の恋のやさしさに 心は枯れずに いつまでも夢を繰るでしょう わたしの名を呼ぶ 愛しい囁き 耳の奥に渦巻く 無窮の海に落とす 波の響き 泡の音色 この世のすべての歌を 奏でたとしても 浮き上がる様に 真珠母の匣 閉じこめた 涙は眠り虹と散る 最後の恋の哀しさに 心は濡れても 朝露に生まれ変われる 恋の終わりを知ればこそ 涙は凍り闇に散る 最後の恋と知りながら 君を抱きしめて いつまでも留まるでしょう なにひとつ 色褪せはしないのだから