留まる者 愚かなりし はらりひらり指に触れた 黒い翼の 一片(ひとひら) 君がひとつの物語なら まだいくらでも書き換えられる 血のインクは乾かない 誰も知らない本当の僕ら 荒れた世界 変えるのは 追い求めたのは ちっぽけな幸福 なんかじゃない 戦え 轟く 鼓動を合図に 意のまま進めば 行く先 果てない 抗え のたうち幾度と破れど 刻もう 纏った傷跡に夢を 埋もれそうな今日の記憶 繋げるために 明日へ 僕らは神の作り賜うた 失敗作のただ美しい 弱さを抱く人形か だけど心は 天も奈落も 超えて胸に たどり着く 満ち足りるのは いつか目を閉ざす時だけでいい 戦え 交わる叫びは宣誓 合わせる力は 愛より尊い 奪わん 最後の止めを刺す剣 掲げよう すべてを突き抜く切尖(きっさき) そこに集い充ちる光 育まれゆく 希望を 悟らん 轟く鼓動が教える 生きるということ 命というもの (1) 闘え のたうち幾度と破れど (2) 信じて 未知なる己の強さを 刻もう 纏った傷跡に夢を! (1) 護らん 最後の止めを刺す剣 (2) 奪わん 最後にこの手が持つもの 掲げよう すべてを突き抜く切尖(きっさき) そして集い充ちる光 身体に浴びて はらりひらり指はやがて 白い翼の 一片(ひとひら) 訪なうもの 静かなりし