かつて昔 この地を踏み 大樹の如く 根ざした漢 遙かなりし われらが父 枝葉は繁り 私に触れた 山は木霊の 雄叫びを上げ 轟きとなる 鼓動 なびく風に 海は響く 太古の息吹 宿した女 時与えし われらが母 花は幾重も 連なり実る 唯一の言の葉 伝う歌は この身を巡る 血潮 高く挙げよ 共に腕を 空(くう)を切る そは翼 あの蒼穹(そら)に楔 打たん 守れ抱け 希望(ゆめ) 紅いに 燃やせ生命 明日常しえに つなぎ続く 私は いま有る純血 都辿り 聳ゆる志の 天守の元に 栄えし國よ 満ちる為に われらが子ら 白虎の爪牙 輝け磨け 闇が沈めど 光の刃 誰(た)が見失うだろう 遠く越えよ 命(めい)を受けて 自由舞う たましいの 人 天のそばにあらん 生きよ今日を この戦いを 生きよ過去を 未来(あす)常しえを つなぎ合わせ 刹那は いま在る永劫 高く挙げよ 共に腕を 空を切る そは翼 あの蒼穹に楔 打たん 守れ抱け 愛 紅いに 燃やせ生命 明日常しえに つなぎ続け 私は先立つ 殉國