Published 2020-12-31
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切り抜いた 八月の 工場と唄う声 陽炎が時計の手を止めた 間違いを探す むせ返る 静さに 水色のクラリネット サイレンと飛行船の間で 間違いを探す 想像の透明さはいつも 意味を隠して 温い膜の中 立っている 想像の透明さにいつも 触れようとして 空は水の中 そして彼は手を止めた 重なったビルの陰 駆け下りた坂道を 漂った唄う声