風の声を聴いた 夢の続きを知りたくて 誰も教えてはくれない 胸が赤く 染 (そ)まった… 君だけには 理解 (わか)っていて欲しい 還 (かえ)らなければいけないことを… このどこまでも続く白い大地は遠く もう 張 (は)り 叫 (さけ)ぶ声は誰にも届かない この躰の痛みを隠すように 空からの優しさに抱かれ… その瞳に 映 (うつ)る 月 (つき)は綺麗で たとえ夜が終わらなくても… このどこまでも続く白い大地は遠く もう張り叫ぶ声は誰にも届かない このどこまでも続く白い大地に深く また落ちてゆく僕は誰にも癒せない その小さな躰を包むように 鶺鴒の優しさに抱かれ… 空からの優しさと大地の温もりに抱かれ…