嘘ばかりの 現実 (いま)に ずっと背中を向けたまま 剥がせないかさぶた一つ 心に深く根を張った 空回り 遠回り 君と通り過ぎた季節と 同じ様に今も風は 優しく吹いているのに… 戻れない 帰れない 乾いた僕の鼓動の空白を 繋いでた君の手を あの時ほどいてしまったから 戻らない 帰らない 乾いた僕の鼓動の空白を 埋め尽くせないままで 夜はまた静かに訪れる いつからか僕は 逃げ出すことに慣れていた 失くしたくないもの程 人は憶病になるから 空回り 遠回り 君と通り過ぎた季節と 同じ様に今も風は 優しく吹いているのに… 戻れない 帰れない 乾いた僕の鼓動の空白を 繋いでた君の手を あの時ほどいてしまったから 戻らない 帰らない 乾いた僕の鼓動の空白を 埋め尽くせないままで 夜はまた静かに訪れる 夕焼け焦げ付いたアスファルト もう見つからない君の足跡 「サヨナラ」の意味もわからず 涙が溢れだしそうで 戻れない 帰れない 乾いた僕の鼓動の空白を 繋いでた君の手を あの時ほどいてしまったから 戻らない 帰らない 乾いた僕の鼓動の空白を 埋め尽くせないままで 夜はまた静かに訪れる