無もなかりし 有もなかりし 夜もなかりし 日もなかりし 空も界も天もなし 隙間に見た世界の種子 無もなかりし 有もなかりし 夜もなかりし 日もなかりし 離れずなる 陰陽はひとつ 獨神は身を隠しつ 最後に生まるる たづたづしき心はまだ 柔なる繭玉 うつしみも知らぬまま今日今日と 咲くのは万代 今はただ漂うはぬばたま その日が来たら 八雲立て八雲垣立てる郷ごみには 無もなかりし 有もなかりし 夜もなかりし 日もなかりし 空も界も天もなし 隙間に見た世界の種子 無もなかりし 有もなかりし 夜もなかりし 日もなかりし 離れずなる 陰陽はひとつ 獨神は身を隠しつ 澄みは空にたなびき 泥は巻き息吹を産み 長き夢の始まりの様に この世界と同じ 想い想え 詠い詠え 忘れ迷い欺き眠れ 天降りたと 讃え 天降りたと 伝え 天降りたと 讃え 天降りたと 畏れて 想いみせ 詠い詠え 桜花黄葉に誘われさきくませ 想いみせ 詠い詠え 忘れ迷い眠と知って 最後に生まるる たづたづしき心はまだ 柔なる繭玉 うつしみも知らないで今日今日と 咲くのは万代 今は唯唯 漂ってるぬばたま その日が来たら 八雲立て八雲垣立てる郷ごみには