窓を叩く 降り出した ばかりの雨
古びたワイパー 真夜中の交差点
ずっと先へ連なっていたよ
渋滞の中 進めない二人
紅茶の缶に伸ばす右手に
偶然触れた温もり...
気づかせた それは 大きすぎて
冷たい雨が 二人を残して
世界を止めてゆく 時間を包み込んでゆく
二人の距離を 確かめ合う術を探す
抜け出せない この街の中
テールランプの赤と 君の寝顔
不思議な程 この胸揺さぶる
強がりを言いたくはないから
不安を募らせて ゆくだけだろう
だから二人今夜はこのまま
その時を待つように
真っ白な 息は 切なく
冷たい雨が 降り止まないから
暖めてあげたいのさ 今君の心を
二人の幸せ 星空 探すけど
今夜はまだ 止まない雨が
気づいた それは 大きすぎて
冷たい雨は 今夜雪になる
寄り添い眠ろう しっかり指を絡ませて
君への想いが 溶け出し 溢れる日まで
愛を 届ける日まで