うたかたの恋 追憶の花 この風に 心あずけた たった一度の 甘い吐息の 君をつつんだ夜 何故か目をそらした 恋の行方に 天かける星屑 集めた人よ 水面ゆらす 小さな花 白くはかなく めぐる季節に ふるえてた ずっと ずっと しのび泣くように 風が止む時 星空に 君を探すよ 衣ずれの音 人知れず散る 花弁が舞う夜 肩よせて歩いた 黄金の道と 茜色した空 君を連れ去る もう逢えない 小さな花 陽炎の日々 名のることも かなわない恋 君と 君と うたかたの恋 追憶の花 この風に心あずけた たった一度の 熱い吐息の 君をつつんだ夜 君に抱かれた夜 君を失くした夜