涙ぐむ夜はいつも浮かぶよ あなたの顔 都会の部屋でひとり
「元気だよ」電話ごしに笑って言葉探した
“よく頑張ったね”と事あるごとに
そう言ってくれる あなたが変わらずいる
きっといくつも困らせて苦労もかけて
これからはあなたが笑う声が顔が見たいよ
見上げてたあなたの顔 いつからか見下ろして 今さら感じるよ
小さな体で与えるばかりの大きな優しさくれた
弱音一つ吐かず 決して涙見せず
今の私と変わらない頃のあなたが
ここまで守って育ててくれてありがとう
「心配いらないよ」と言い足して切った電話
地元(ここ)じゃ何もないと言って あの日夢を追い飛び出した
この都会(まち)で見つけた夢の一つは あなた
あなたみたいな人になることだったよ いつか