在るべき場所 行き場失い 悪しき魔族は彷徨い続け 闇の中で蝕まれては 醜くく嘲笑(わら)う妨害者 祈りはやがて妬みへと (変わり始め 果ても見えぬ闇まで 堕ちてゆくは誰) 欲望抱いて忍び寄る (佇むことなく去る姿は 冷えた陰も残さす) 繋がれてた細い蝶番 とても脆く今に外れてしまう その姿誰も見えない (処へと隠し) 忘れられたままで潜み続けてた 高い天(そら)を求めては 爛れた足を見つめてるだけ 天(そら)に沸き起こる焦燥 愚純なこの現実 開始音(はじまるおと)が 自ずと終了音(おわり)を導き出した 始まりは終わり それはこの天(そら)のように そうもともと同じもの 姿(かたち)為さずとも 曖昧な境界 揺らめいて この歪んだ命を奏で 塞ぎ込んだ心乱れ 狂い始めた歯車 あぁ その耳研ぎ澄まして 呻(すだ)く魔族の声がする...扉が開く 蝶番は外れてしまい 悪しき魔族の魂 逃れ 陥れた堕落する者 傍で嘲笑(わら)うは妨害者 静寂裂いて破滅へと (上る気なら さあ見えないこの手で 葬りましょうか) その眼に何を浮かべようと (この地だけは這わぬよう 赤き血流さぬようにと) 聴こえてくる 瓦礫に埋もれた声が... 幾ら同じ幻想を描いてみても辿り着けない 天(そら)に沸き起こる焦燥 愚鈍なこの現実 開始音(はじまるおと)が 自ずと終了音(おわり)を導き出した 始まりは終わり それはこの歌のように そうもともと同じもの 姿(かたち)為さずとも 曖昧な境界 揺らめいて この歪んだ世界を奏で 陥れた手は汚れ 狂い続けた歯車 あぁ その耳研ぎ澄まして 呻(うめ)く魔族の声がする...扉が閉じる