別れたあの夏を 忘れられないの 出逢った瞬間(そのとき)に この胸がふるえたの ずいぶんな趣味(このみ)ネって 人は云うけれど これでも私には 高望みの方だわ ああ 九十九里浜 夕陽が泣いている 君だけに愛を と 花の首飾り 好きさ好きさ好きさ ああ 神様お願い あの頃ふたりとも 小麦色してた バラ色の雲ゆきが あやしく 色あせたの 突然あらわれた 長い髪の少女 貴方(あなた)の視線が どこを見てるかを見てた私 ああ 九十九里浜 今は遠い渚 真冬の帰り道 落葉の物語 いつまでも いつまでも あの時君は若かった 想い出の九十九里浜