止まってゆく心が なつかしい思い出を奪って 震える指先から 伝わる空に色はないけど 遠くで聞こえる 柔らかい声が 閉ざした瞳の奥へ届くように願うよ 舞い上がる銀色の羽根 君の 躯 (からだ)に降りそそぐ 遥か夢幻の月へ 永遠に響く旋律 広がってゆく波模様 優しく包み込んで消えてく 伸ばした右腕に 暖かい風が触れてゆくから 遠くで聞こえる 柔らかい声に 霞んだ両手を逃がさないように叫んだ このまま連れ出して 甦る深紅のバラが 君の世界に咲き誇る 蒼く流れる星に 記憶と重なるリズム 舞い上がる銀色の羽根 君の 躯 (からだ)に降りそそぐ 遥か夢幻の月へ 永遠に響く旋律