誰かの幸せを願う気持ちは
どうしていつのまにか 少し我侭
僕の願いを重ねる
それは 偶像 (つくりもの)の君で
赦されない残酷ほど
望む「君」に 心見失う
降り止まぬ雨の中で
遠ざかる君を追った
裸足のまま飛び出すけれど 届かない
寂しげな羽根はずっと濡れたまま佇んでる
痛みを胸に抱いて
誰もがそれぞれに過去を背負って
未来を夢見ながら 歩き続ける
けれどこんなにも僕を責める土砂降りの世界に
足元は崩れやすくて
望む「僕」に 僕を見失う
その心満たす夢を
紡ぐのは 何のために?
願いと裏返しの 現実 (せかい)隠すだけ
傷ついた羽根はずっと濡れたまま佇んでる
それでも 朝は訪れるから
その心描く夢は
震えてる羽根を照らし
前を見据え歩いてゆける力くれるから
今はただ冷たい雨止む時まで 雨宿りをしましょう
青い空を夢見て…