長い闇の中であなたと出逢って
まだ 生きてると知った
許されることは無い... 解っていても
また 瞳を閉じるの
染められてく濡れた花
水の中でひらひらと揺れて
凍りついた時の川
ゆっくり 今 溶かされてゆくよ
白い絹に抱かれ 触れた口唇は
何もかも消してゆく
絡めた指と指の温もりだけが
二人を繋いだ糸
薄紅色 落ちた花
涙の跡 溢れた水面に
弧を描いた深い川
行き場も無く 流されてゆくよ
切り裂かれた紅い花
震えている 何も見えなくて
重なり合う時の川
罪を纏い 何処までも行くよ