赤い沼底
奥にギラリと 生えているのは 針のさんご礁
ここは光の ささないところ 罪人落ちる
永遠の苦しみ
苦しい! 肌が焼ける!
腸 ひきずりつつ
見てほら
腐った実に熔ける目
見る影もなく
今更、罪を悔やんでも
過去や未来 変えられるわけも
「神よ!ここから出してくれ!」
「そんな言葉聴きたくもないわ!」
犯した罪を償う、と
言うがそれは 無理なことであり。
お前の目には映らぬか
人の痛み悲しみさえ
己の欲望に駆られ 堕ちた。
ここは 赤い沼の底 光などさすわけもなく
ただ、ここで苦しみ続け