焦げ付くような午後のグラウンド
光る「君」という名のボール
届かないと分かってそして無力を知って
つかえる胸土濡らす通り雨
溶け出す前の君の希望を
できる限界で僕が拾うよ
叶わないとしたって戻れないとしたって
届かぬ夢淡い記憶日々の影
限界センサー響く警戒音
心の臨界点はまだ遠く向こうで青光り
流したはずのその言葉さえ
刺さったまま進む時間軸
弱さを知ったその心なら
そうさそうだ悠然と咲く
挫ける前君の理想を
溶け出す前を知るんだ
限界センサー赤い点滅を
心の臨界点はまだ遠く向こうの稲光り
流した涙だけあの日から
刻んだまま進む時間軸
正しさを知ったその心なら
そうさそうだ悠然と咲く